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2016年8月11日木曜日

” 「一番つらかったのは、おかん。でも、僕もしんどかった。家族を壊した冤罪(えんざい)を二度と生んでほしくない」”引用:大阪女児焼死:長男「おかん、よう頑張った」再審無罪判決 - 毎日新聞

大阪地裁に駆け付けられなかったが、母親に伝えたい……

 「おかん、長かったけどよう頑張ったね」。大阪市東住吉区で1995年、小学6年の女児(当時11歳)が焼死した民家火災の再審。大阪地裁(西野吾一裁判長)から10日午前、殺人罪などで無期懲役が確定した母親の青木恵子さん(52)に無罪判決が言い渡された。青木さんの長男(29)は大阪地裁に駆け付けられなかったが、母親と対面したらこう伝えようと思っている。

 一緒に遊んでくれた3歳上の姉、めぐみさんを火災で亡くした夏は8歳だった。約2カ月後の早朝、今度は母親が目の前で警察官に連れて行かれた。自分を引き取ってくれた祖父母は「すぐに帰ってくるから」と言ったが、状況がのみ込めないまま時が過ぎた。

 周囲の勧めで青木さんと再会したのは、17歳の時だった。大阪拘置所のアクリル板越しに対面した母親は、泣き崩れた。「心配をかけちゃいけないと思い、涙を必死にこらえました」。長男は言葉を詰まらせた。

 「優しい母が『めぐ』を殺すわけがない」。無実を信じ、面会や手紙で励まし続けた。

 昨秋、青木さんは釈放された。20年ぶりに母親のぬくもりに触れたが、接し方が分からず戸惑いも大きかった。ただ、最近は「おかん」と呼べるようになり、生活のことでけんかもする。「これが親子ってものなんかな」と実感している。

 「一番つらかったのは、おかん。でも、僕もしんどかった。家族を壊した冤罪(えんざい)を二度と生んでほしくない」。長男はこの21年を振り返り、語気を強めた。【三上健太郎】

引用:大阪女児焼死:長男「おかん、よう頑張った」再審無罪判決 - 毎日新聞

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